法132条の不当性要件（2021.1.13)

法132条の不当性要件

　法人税法132条（同族会社等の行為又は計算の否認）の規定については、札幌高裁昭和51年1月13日判決が「『法人税の負担を不当に減少させる結果となると認められる』か否かは、もっぱら経済的、実質的見地において当該行為計算が純粋経済人の行為として不合理、不自然なものと認められるか否かを基準として判定すべきものと解される。」と判示し、最高裁昭和53年4月21日判決が札幌高裁の判断を是認したことで確定した。当該判断基準は経済合理性基準といわれる。

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分類	タイトル	登録日
解説記事	ユニバーサルミュージック事件・東京高裁判決の検証	2020年11月30日
解説記事	同族会社間の高額借入れと同族会社の行為計算の否認	2020年10月26日
コラム	国、「純粋経済人の行為として、不合理、不自然な行為」と指摘	2020年09月14日
プレミアム税務	ユニバーサル事件で国が上告受理申立て	2020年07月17日
解説記事	ユニバーサル事件でヤフー判決援用、国連敗	2020年07月06日
コラム	法人税法132条の2を巡る控訴審判決も納税者が敗訴	2020年03月09日
プレミアム税務	再編税制訴訟、立案者の見解重視鮮明	2020年03月06日
コラム	高額譲受けも購入価額と時価との差額は寄附金	2020年02月10日
解説記事	適格合併における未処理欠損金引継ぎに対する行為計算の否認	2020年01月20日
プレミアム税務	高額譲受け、時価との差額は寄附金	2020年01月17日
（以上、最新順、資料除く）

（週刊「T＆A master」849号(2020.9.14「今週の専門用語」より転載）

（分類：税務　2021.1.13　ビジネスメールUP! 2896号より )

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