会計士２次試験の合格者が初めて1,000人を突破！
公認会計士法改正案を来年通常国会に提出へ

　金融庁は10月７日、公認会計士第２次試験合格者の発表を行った（下記リンク参照）。それによると、合格者は過去最高の1,148人（合格率8.6％）で初めて1,000人を突破した。女性の合格者も202人で過去最高の数字となっている（下記リンク参照）。

　ところで、金融庁の金融審議会に設置されている公認会計士制度部会では、12月中にも公認会計士の試験制度や監査制度のあり方の論点をまとめ、来年の通常国会に公認会計士法の一部改正案を提出する予定だ。

　試験制度の見直しについては、公認会計士の数を増やすため、�@社会人等を含む受験者の大幅な増加を図るための方策、�A一定の専門資格者等に対する試験の免除、�B専門職大学院など教育機関との連携―が検討項目に挙がっている。現在、公認会計士は約１万4,000人と欧米諸国に比べて数が少ないのが現状。税効果会計や退職給付会計などの新会計基準の導入や東証マザーズなどのベンチャー企業向け市場の創設などにより、公認会計士の仕事が急増する中、数が絶対的に不足している点が問題視されている。

http://www.fsa.go.jp/kouninkaikeishi-shiken/nijironbun-1a.html

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（分類：その他　2002.10.9　ビジネスメールUP! 347号より )