著作権等について会社概要質問・お問い合せサイトマップ

 

市場価格が概ね30%以上下落すれば減損の兆候あり
ASB・減損の兆候における例示について検討

 企業会計基準委員会(ASB)の減損会計専門委員会が9月26日に開催され、適用指針の論点整理を行った。今回の最大の論点は減損の兆候の例示についてである。

 固定資産の減損に係る会計基準では、減損の兆候がある場合には、減損損失を認識するかどうかの判定を行うことになっており、減損の兆候の例示として4点示されているものの具体的な数値基準等が示されていないため、この点が企業側の大きな関心点となっている。

 例えば、例示の一つとして、「資産又は資産グループの市場価格が著しく下落していること」が挙げられる。ここに示された「市場価格」については、一般に取引実績のある資産の取引価格であるとし、土地の場合には路線価や公示価格といった指標を簡便的に使用するとしている。また、「市場価格が著しく下落」については、概ね30%程度以上の下落であれば減損の兆候と考えるとしている。あくまでも減損の兆候であるので、減損の認識及び測定よりも広めに考えることが必要であるとの理由から30%程度としている。

※詳しくはニュースPROにてお伝えしております。

本日のニュース
三菱東京FGが連結納税制度の承認申請を提出
市場価格が概ね30%以上下落すれば減損の兆候あり
証券取引等監視委員会が粉飾決算などで7件を告発



※ 記事の無断転用や無断使用はお断りいたします
  ⇒著作権等について

(分類:会計 2002.10.2 ビジネスメールUP! 344号より )

 

 
過去のニュース、コラムを検索できます
 Copyright(C) LOTUS21.Co.,Ltd. 2000-2023. All rights reserved.
 全ての記事、画像、コンテンツに係る著作権は株式会社ロータス21に帰属します。無断転載、無断引用を禁じます。
 このホームページに関するご意見、お問合せはinfo@lotus21.co.jp まで