第75回

平成13年度滞納整理状況について

 東京国税局は9月27日、平成13年度滞納整理状況を公表した。滞納の圧縮は、納税者の信頼確保・税収確保の観点から重要課題として位置付けられ、特に消費税については、その預り金的性格から、滞納の未然防止・滞納整理に重点を置いている。

 8月上旬に国税庁が、全国の平成13年度滞納整理状況を記者発表しているが、東京国税局分は、滞納整理中残高で、全国のほぼ半分を占めている。  

 新規発生滞納額が減少傾向にあることは、全国・東京局に共通するものだが、東京局では、整理済額も前年度比3.8%増加させており(全国集計では前年度並)、滞納整理への積極的な取り組みが窺われる。  

 この結果、東京局の平成13年度末における滞納整理中の額は、1兆3,237億円と1,005億円減少(前年度比7.1%減少)した。

 東京局では、納税コ−ルセンタ−の対象署を先行運用(平成14年4月から)の3署から拡大運用(平成14年7月から)の管内全署(84署)に広げ、小口事案への効率的な催告に努めるとともに、特捜班(局特別整理部門)を中心に、大口・処理困難事案へ積極的に対応していく態勢をとっている。

バックナンバー

2002.9.27 ビジネスメールUP! 342号より )

 

 
過去のニュース、コラムを検索できます
 Copyright(C) LOTUS21.Co.,Ltd. 2000-2017. All rights reserved.
 全ての記事、画像、コンテンツに係る著作権は株式会社ロータス21に帰属します。無断転載、無断引用を禁じます。
 このホームページに関するご意見、お問合せはinfo@lotus21.co.jp まで