第1回

“事業承継”の秘策〜経営権を巡る兄弟の争いを解消する〜

 平成13年度税制改正の目玉はなんと言っても「企業組織再編税制」だが、“組織”などという言葉が付くため、「大企業にしか関係ないのでは?」「何だか難しそうだ」などの感想が少なくないようだ。

 しかし、この税制、現行の法人税制を根本から変えるだけでなく、実は相続対策・事業承継策として非常に有効なツールなのである。

 例えば、会社の経営権を巡って兄弟同士が争うといったケースは、会社の大小にかかわらず少なくない。先代が創立した会社の株式を巡る争いなどは、当の会社にとっても大きな障害だ。そこで、企業再編税制の登場である。

 会社の部門を大胆に切り分ける企業再編税制を使い将来の相続に備えておくケースと、相続が発生してから慌てて1社の株式の相続を巡って兄弟が争うケースとでは、雲泥の差がある。

2001.3.7 ビジネスメールUP! 126号より )

 

 
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