「税についての若者集会」での意見紹介(その1)

 政府税制調査会は、10月22日(火)午後5時から、「税についての若者集会」を開催(都内文京区 東洋大学スカイホ−ル)しました。
 若者集会の参加者は、大学生が中心で、活気溢れる意見発表・質疑が行われています。予定されていた3名の大学生が意見発表を行っていますので、その内容を紹介します。

 最初に意見発表を行ったのは、慶応大学の学生Aさんです。 Aさんは、「結果の平等から機会の平等へ」税制のコンセプトの変革を訴えました。 具体的な税制改正要望項目は、以下の3つです。

@ ベンチャ−支援税制の拡充・証券優遇税制の拡充
A 消費税中心の税制への転換
B 各種控除制度の見直し

 Aさんの意見は、大変精緻な組み立てがなされています。政府税制調査会が今年6月にとりまとめた「あるべき税制の構築に向けた基本方針」の基本的考え方(皆で税の負担を広く分かち合うという考え方)を踏襲するとともに、結果として生ずることになる富裕層における活力をベンチャ−支援税制等の拡充により、さらに経済の活性化に資するものにしていこうとするものです。

2002.10.23 ビジネスメールUP! 352号より )

 

 
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