国税職員の人事異動

 今週の国税局・税務署はどことなくソワソワしていました。年に1回の定期人事異動の内示が3日(水)だったからです。来週の10日には異動辞令が発令されることになっています。

 国税職員は、基本的に2年に1回は異動の洗礼を受けます。ポストの入れ替えは癒着の防止に効果があるのでしょうが、職員の方々は別の感覚を持っているようです。聞こえてくるのは「どんなにいやな上司でも2年我慢すれば…」の思いで仕事に邁進するというホンネです。

  考えてみれば、職員数5万人以上の国税当局の人事異動システムは完璧なものでなくてはなりません。したがって、査定システムは職員に不満が出ないようによく考え抜かれています。一種の"ノウハウ"なのでしょうが、民間にもそのノウハウを教えてほしいものです。話はそれますが、国税当局の徴収・管理ノウハウも相当なものです。民間会社で言えば債権回収ノウハウとなるのでしょうが、こういったノウハウの官民交流というものはありません。

  余談はともかく、人事異動のこの季節は「税務調査が来ない」というまことしやかな噂が聞こえてきます。

2002.7.5 ビジネスメールUP! 311号より )

 

 
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