自然にやさしい企業とは?

 最近では、欧米諸国だけでなく、日本でも環境会計を導入している企業が増えてきている。これは、二酸化炭素の削減や廃棄物処理など、さまざまな環境コストが増加していることが大きな要因だ。環境省が昨年の7月にまとめた調査では上場会社の約350社が環境会計を導入しており、今後も増加していく勢いだ。

  この環境会計とは、環境保全に関する活動を記録、測定、伝達する手続きのこと。簡単にいえば、騒音や大気汚染などの防止にかかった費用を明らかにすることである。企業会計は、株主等の利害関係者に対して利益を分配することを目的にしているが、環境会計は、どのような環境リスクが存在し、企業の環境保全活動によりどれだけ環境保全が促進されたかを数値化して示すことが目的だ。自然や人に対してどれだけやさしい企業なのかといったことを知る目安にもなるものだ。

 環境省のホームページからは、環境会計を実施するための「環境会計支援ソフトウェア」を無料でダウンロードすることができるので、興味のある方は一度試してみてはいかが?

http://env-ac1.eic.or.jp/gideline/system_image.html

2002.1.11 ビジネスメールUP! 242号より )

 

 
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