税金の王様?

 「テニスの王子様」というアニメが人気だそうです。こじつけのようで恐縮ですが、税収高の最も大きい「税金の王様」は何税でしょうか?

 大雑把ですが、国税の税収は年間50億円です(平成13年度予算ベース)。上からいきますと、所得税が18.5兆円、法人税が11.8兆円、消費税10兆円、揮発油税2.1兆円、酒税1.8兆円、相続税1.6兆円、印紙収入1.5兆円…、といった具合です。

 国税の王様は「所得税」ということになりますが、前年度と比較しますと落込んでいます。増加しているのは「法人税」で、「消費税」は安定しているといったところでしょう。

 ちなみに、消費税の1%=2兆円とみることができますから、仮に消費税を25%とすれば、国税税収全体(50兆円)はカバーできる計算です。

 余談はともかく、美白の女王の遺産は88億円など、新聞では相続税がクローズアップされますが、相続税は税収全体でみると大した事はありません。

 なお、地方税(全体で35兆円)の王様は、9兆円の固定資産税です。道府県民税4兆円、事業税4兆円、が続いています。

 税金の王様といっても、そんなに偉くはありませんけどネ。

2001.11.28 ビジネスメールUP! 229号より )

 

 
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