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会計基準の作成過程に不満の一方で日本の積極的な意見を求める
IASBとASBが意見交換

 国際会計基準審議会(IASB)の会議が3月19日から4日間、東京で開催されている。この会議に合わせて初日には、IASBと企業会計基準委員会(ASB)との意見交換会も行われた。

  意見交換会では、まず、昨年の7月に設立された民間の会計基準設定主体である企業会計基準委員会と財務会計基準の概要と活動状況が説明された。IASBの理事からは、「金融庁からの支持があるのか」、「非常勤委員である10人がどれくらいの時間を会計基準の作成に携わっているのか」、「企業会計基準委員会の作成した会計基準は中小企業にも適用するのか」といった意見が出された。

  また、日本側の委員からは、「企業結合会計など、すでに決定されている事項が多く、日本の意見を反映させる場面が少ない。会計基準の作成過程はどうなっているのか」といった意見が出された。これに関しては、「これらは公開草案の段階のものであり、最終的な会計基準は決定されていない。もっと積極的に日本の意見を出して欲しい」との要望があった。

  なお、エンロンの問題については、「エンロンの場合には、経営陣が不正を働くなどの異常な事態が生じさせたものであるが、今よりもよい会計基準・監査基準があれば、早期に防ぐことができたかもしれない。これを教訓として受け止めたい」と米国の理事から説明された。

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2002.3.20  ビジネスメールUP! 269号より )

 

 
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